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スタッフが週替わりでお届けする「編集後記」。 今週はベトナム人スタッフのMaruchanがお送りする、「絵を人に届ける場所」のお話です。

夫の妹が描いた絵が展覧会の審査を通過し、ホーチミン市美術館で展示される作品の一つに選ばれました。海外に住んでいる彼女に代わり、私が作品を美術館に届けることになりました。
ベトナムの画家たちは、自分の作品をどのようにして一般の人々に紹介しているのでしょうか。今回は、私が実際に体験した作品の搬入から、展覧会場の様子までをご紹介します。
今回、作品を届けに訪れたのは、ホーチミン市のベンタイン市場からほど近い場所にある「ホーチミン市美術館」(97 Pho Duc Chinh, Ben Thanh Ward, Ho Chi Minh City)です。この美術館で作品を展示してもらえることは、画家にとって大変名誉なことなのだそうです。
<展覧会場のエントランス>

<作品の受付カウンター>

美術館に到着すると、まず受付で手続きを済ませ、担当者に作品を引き渡しました。その際、作品を預けたことを証明する書類を受け取りました。展示期間が終了した後、再び同じ受付を訪れ、所定の手続きを済ませてその書類を返却し、今度は展示されたことを証明する書類を受け取りました。こうした証明書は、画家や作品の信頼性を高めることにもつながるそうです。
作品を制作することはもちろん大切ですが、展覧会に出品して審査を受け、多くの人に作品を見てもらう機会を得ることも、画家にとって大切な活動の一つなのですね。
<作品の搬入を手伝ってくださった警備員さん>

<展示期間終了後に受け取った展示証明書>

せっかく美術館まで来たので、私も展示会場を見学してみることにしました。
実は、私は絵画についてほとんど知識がありません。画家の技法や作品に込められた深い意味を解説することはできませんが、会場に入った瞬間、素直に「おしゃれで、きれいだな」と感じました。
歴史を感じさせる建物の中に、さまざまな絵画が飾られています。落ち着いた雰囲気の空間と作品がよく調和していて、一つひとつの絵がより上品に見えました。画家にとって、自分の作品を多くの人に見てもらい、誰かの心に何かを届けることは、きっと大きな喜びなのでしょう。
<展示室を見て回る>



展覧会場を見学した後は、本館の建物も見て回りました。
ホーチミン市美術館は、フランス植民地時代の面影を残す歴史的な建築としても知られています。この建物は、かつてサイゴンで活躍した大富豪、フア・ボン・ホア(Hứa Bổn Hòa、Hui Bon Hoa)ゆかりの邸宅です。フア・ボン・ホアは「チュー・ホア」(chú Hỏa)とも呼ばれ、華人系の実業家として知られていました。「サイゴンの四大富豪」の一人にも数えられています。
建物を眺めていると、現代的な街並みの中に、かつてのサイゴンの歴史が今も息づいていることを感じます。美術作品を鑑賞できるだけでなく、建築そのものも楽しめるところが、この美術館の魅力だと思いました。
ベンタイン市場から歩いてすぐという便利な場所にあり、さまざまな展覧会も開催されています。ホーチミン市内を観光する予定がある方は、ぜひ立ち寄ってみてください。絵画に詳しい方はもちろん、私のように美術の知識があまりない方でも、作品を眺めながら、歴史ある邸宅ならではの独特な雰囲気を楽しめると思います。
<チュー・ホアゆかりの歴史的な邸宅>(ソース:ホーチミン市美術館)

photo by Maruchan —————————— 今回は、ここまでです。 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。 今後とも、「ベトナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。
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